就労移行支援の利用の流れ|相談から通所開始まで完全ガイド【2026年版】

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「就労移行支援を使いたいけど、何から始めればいいの?」

利用を決めてから実際に通い始めるまで、いくつかの手続きが必要です。

「思ったより時間がかかった」「書類が足りなくて二度手間になった」——そんな失敗をしないために、申請から通所開始までの流れを完全解説します。


全体の流れ|通所開始まで約1.5〜3ヶ月

まず、全体像を把握してください。

利用を決断してから実際に通所を開始するまで、一般的に1.5〜3ヶ月程度かかります。

【ステップ1】相談・問い合わせ(1〜2週間)
      ↓
【ステップ2】見学・体験利用(1〜2週間)
      ↓
【ステップ3】受給者証の申請(2〜4週間)
      ↓
【ステップ4】暫定利用期間(1〜2ヶ月)
      ↓
【ステップ5】正式利用開始

「意外と時間がかかる」と思った方、正解です。

だからこそ、早めに動き始めることが大切。順番に見ていきましょう。


ステップ1:相談・問い合わせ(1〜2週間)

最初のアクションは、事業所への問い合わせです。


問い合わせの3つの方法

方法特徴こんな人向け
電話その場で見学日を予約できる(5〜15分)すぐに話を進めたい人
メール自分のペースで整理して送れる(返信は数日後)電話が苦手な人
公式LINE・Web予約24時間対応、候補日から選べる手軽に済ませたい人

どの方法でも大丈夫。自分がやりやすい方法を選んでください


初回で伝えるべき情報

スムーズに進めるために、以下を伝えましょう。

  • 氏名と連絡先
  • 希望する見学日時(複数候補があると調整しやすい)
  • 簡潔な現状(例:「発達障がいがあり、事務職での就職を目指しています」)

この段階では、まだ何も決まっていなくて大丈夫。「話を聞いてみたい」だけでOKです。


ステップ2:見学・体験利用(1〜2週間)

問い合わせ後、見学の日程を決めて事業所に行きます

ここが事業所選びで最も重要な段階です。


見学当日の流れ(約1〜1.5時間)

段階時間内容
①受付5分予約時間の5〜10分前に到着。「見学予約した○○です」と伝える
②ヒアリング10〜15分現在の状況や就職希望について、スタッフが聞き取り
③事業所説明15分1日のスケジュール、訓練内容、サポート体制の説明
④施設見学10分訓練スペースや休憩室を見学。利用者の雰囲気を確認
⑤質疑応答15〜20分気になることを質問。簡単な面談も

服装は普段着でOK。スーツを着ていく必要はありません。


体験利用のすすめ

見学後、多くの事業所で**1日〜数日間の「体験利用」**を勧められます。

体験利用でわかること

  • 実際の訓練内容が自分に合っているか
  • スタッフや他の利用者との相性
  • 「毎日通えそうか」という感覚

重要:この段階ではまだ受給者証は不要です。

見学・体験は「下見」の位置づけ。複数の事業所を見学してから決断することをおすすめします


ステップ3:受給者証の申請(2〜4週間)

事業所を決めたら、市区町村の**「障害福祉課」**で受給者証の申請を行います。

ここが一番手間がかかるステップです。書類の準備を早めに始めてください


必要な書類一覧

書類説明入手先
申請書利用申請のための書類市区町村の窓口、または事業所からもらえることも
本人確認書類マイナンバーカード、障害者手帳、運転免許証など手持ちのもの
医師の診断書・意見書手帳がない場合は必須主治医に依頼(費用:1,000〜3,000円程度)
マイナンバー確認書類マイナンバーカードまたは通知カード手持ちのもの
サービス等利用計画案支援計画の案事業所が作成をサポートしてくれることが多い
収入がわかる書類給与明細、課税証明書など(自治体による)手持ちのもの、または市区町村で取得

つまずきポイント:医師の診断書

診断書の作成には1〜2週間かかることがあります。見学と並行して、主治医に依頼しておくと時間を無駄にしません。


申請の流れ

①市区町村の障害福祉課に相談・申請
      ↓
②書類を提出
      ↓
③自治体による調査(ヒアリング、場合によっては家庭訪問)
      ↓
④障害支援区分の認定
      ↓
⑤暫定支給決定(暫定受給者証の発行)
      ↓
⑥本支給決定・受給者証の交付(申請から約1〜1.5ヶ月後)

ポイント:「暫定受給者証」が出れば通所開始できる

正式な受給者証が届く前に、「暫定受給者証」が発行されます。これが届けば、事業所での訓練を開始できます。


ステップ4:暫定利用期間(1〜2ヶ月)

暫定受給者証が発行されたら、事業所での訓練がスタートします。


暫定利用期間中にやること

  • 個別支援計画の作成:事業所があなたの希望と目標に基づいた計画を立てます
  • 自分の特性・課題の把握:実際の訓練を通じて、得意・苦手を深掘り
  • 事業所との相性確認:「ここで続けられそうか」を最終判断

重要:暫定利用期間も「2年間」に含まれます

就労移行支援の利用期間は原則2年間。暫定利用期間もこの2年間にカウントされるので、無駄にはなりません。


ステップ5:正式利用開始

受給者証が届いたら、事業所と**「利用契約」**を結びます。


契約時に必要な書類

  • 就労移行支援サービス利用申込書
  • 重要事項説明に関する同意書
  • 受給者証

契約後、本格的に原則2年間の訓練がスタートします。


期間の目安|スケジュール例

「実際にどれくらいかかるの?」という方のために、具体的なスケジュール例をお見せします。


【例】4月から通所開始したい場合

時期やること
1月下旬事業所に問い合わせ、見学予約
2月上旬見学(2〜3ヶ所)、体験利用
2月中旬事業所を決定、主治医に診断書を依頼
2月下旬市区町村の窓口で受給者証を申請
3月中旬暫定受給者証が届く
3月下旬暫定利用開始
4月〜正式利用開始

逆算すると、通所開始の2〜3ヶ月前には動き始める必要があります。


つまずきやすいポイント|事前に知っておこう

申請〜通所開始で、多くの人がつまずくポイントをまとめました。


① 診断書の取得に時間がかかる

主治医に診断書を依頼してから、完成まで1〜2週間かかることがあります。

対策:見学と並行して、早めに主治医に相談しておく。


② 必要書類が自治体によって違う

市区町村によって、求められる書類が微妙に異なります。

対策:最初に窓口で「必要な書類リスト」をもらう。または電話で事前確認。


③ 窓口が混んでいて予約が取れない

障害福祉課の相談予約が、数週間先まで埋まっていることがあります。

対策:事業所を決める前でも、先に窓口に相談しておく。「就労移行支援を検討中」と伝えれば、必要な手続きを教えてもらえます。


④ 「すぐに通いたい」のに時間がかかる

「来週から通いたい」と思っても、手続き上1.5〜3ヶ月かかります。

対策:「通いたい」と思った時点で、すぐに動き始める。待っている間に状況が変わることもあります。


2026年の新情報:就労選択支援との関係

2025年10月に新設された**「就労選択支援」**について、知っておいてください。


就労選択支援とは?

就労移行支援を利用する**「前段階」**として位置づけられた新しい制度です。

専門機関が「あなたに合う働き方(一般就労/A型/B型)」を評価してくれます。


いつ提案されるか?

相談〜見学の段階で、「就労選択支援の利用も検討しませんか?」と提案されることがあります。


利用した場合の期間

就労選択支援を利用する場合、通所開始までの期間がさらに1〜2週間延長される可能性があります。

「自分で事業所を選ぶのが不安」という方は、活用を検討してみてください。


まとめ:利用開始までのチェックリスト

ステップ期間やること
1. 相談1〜2週間事業所に問い合わせ、見学予約
2. 見学・体験1〜2週間2〜3ヶ所を比較、体験利用
3. 申請2〜4週間診断書取得、市区町村で受給者証申請
4. 暫定利用1〜2ヶ月暫定受給者証で訓練開始
5. 正式利用受給者証到着後、契約・本格スタート

合計:約1.5〜3ヶ月

「通いたい」と思ったら、今日から動き始めてください。早く動いた分だけ、早く就職に近づけます。


次のステップ


この記事を読んだら、まずは気になる事業所に問い合わせてみてください。最初の一歩が、すべての始まりです。


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就労移行支援は事業所によって「得意分野」「雰囲気」「サポート内容」が大きく異なります。自分に合った事業所を選ぶことが、就職成功への第一歩です。

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